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封淫 - 現代式退魔法

インテリアのように並ぶオナホールに絶句した。まるで愛車に乗せたぬいぐるみのように、TE◯GAに始まり多種多様なシリコン製ジョークグッズが肩を寄せ合っている。ハテ? 仕事が終わったのか、今から仕事なのかよく分からなくなった。*一仕事終えた早朝、外は真っ白だった。人が原付で出勤したときに限ってこれだ。電車で帰ることも出来る。ただ、始発まで一時間以上あるうえに駅がまだ開いていない。「家、来ます?」一人でボヤ...

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孤独 - 隣の芝生は青い

今時どこにでも転がっていそうで、でもそうそうないようで……やっぱりある複雑な家庭事情の人の話はよく聞かされる。フリーター時代に知り合ったブッチは不憫な子だった。ブッチの母親が彼を産んだのは17歳のときーーいわゆるデキ婚をしたが、父親が働かない系男子だったのですぐに離婚。母親は高校を中退して水商売に足を踏み入れた典型的なパターンだった。「父親の顔、知らないんすよ」ブッチが9歳のとき、母親は再婚した。バ...

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既知 - 賛否の齟齬

変な時間に寝て、起きてする人間だから、おかしな時間に朝飯だか夕飯だか分からない食事を合わせて取る。学生の下校時間にブチ当たって、合間をぬうようにフラフラと近所のホカ弁に足を向けていた。ーー落とし物。一瞬、お守りに見えたそれはフルネームで、おそらくは女性名が印字されていた。きっと下校途中の小学生かなにかが落としたのだろう。個人情報にうるさいご時世にこんなものが落ちていて、ここら辺りはまだ平和なのかと...

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邪魔 - 原発怪談 其ノ四

原発の夜は静まり返っている。ほとんどの出入り業者は夕方には引き上げていくから人気がない。夜霧がかった原子炉はどこか不気味で、無味な、彼自身にはなんら意思のない、見るものが勝手に様々を抱く当たり前を覚える。テ○ドンを撃ち込まれても余裕な頑強さは、**から**れると*****もな……そんな愛しい原子炉ちゃんをぼんやり眺めていて、悪い人が近寄って来た。ハラダさんだ。「ボン、ヒマなんか」ハラダさんは元は大工...

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閑話 - 八十話

賢い悪人でなく馬鹿な善人に嬲られる絶望...

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