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初めの記事

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封淫 - 現代式退魔法

インテリアのように並ぶオナホールに絶句した。まるで愛車に乗せたぬいぐるみのように、TE◯GAに始まり多種多様なシリコン製ジョークグッズが肩を寄せ合っている。ハテ? 仕事が終わったのか、今から仕事なのかよく分からなくなった。*一仕事終えた早朝、外は真っ白だった。人が原付で出勤したときに限ってこれだ。電車で帰ることも出来る。ただ、始発まで一時間以上あるうえに駅がまだ開いていない。「家、来ます?」一人でボヤ...

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最凶 - 原発怪談 其ノ二

原発でそういう噂は立たないのかと聞かれると、むしろ宝庫だったりする。気性の荒いドカチン同士の小競り合いが事務所襲撃→発砲沙汰に発展したり、それが全く表沙汰にならない別の意味の怖……うん。あくまで噂だ。とにかく、よからぬ噂を耳にしたところで、「そりゃ、こんなところ何人も死んでるだろう」ぐらいにしか思っていなかった。原発というのは基本的に山を切り開いて作られる。広大な敷地でまだまだ手つかずの場所は多い。...

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無情 - 旅する名刺

「つえの手を持つ所をはそん ◽︎こまっています至急 作ってもらえませんか」わけの分からないお願いを頂戴したのは、自宅マンションの駐輪場でのことだった。出勤しようと原付にまたがったところでフロントの小物入れになにやら白い紙を見つけたのだ。最初レシートかなにかだと思った。が、見覚えがない。そうして、少しドキリとした。マンションの近隣住民からの苦情かもしれないと思ったからだ。「うるさい」とか「原付の止め方...

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貼紙 - ニの轍踏まず

「頭上禁止」ある日、当時住んでいた自宅マンションの廊下でおかしな貼紙を見た。共用部の廊下の壁に貼られたそれは、手前で右に曲がってすぐの部屋に住む僕には、わざわざ確認しなければいけないものだった。それでも見てしまったのは、そのマンションの管理会社が少々口うるさかったからで……「頭上禁止」ーー頭上注意、ならわかるが頭の上のなにを禁止するというのか。添え書きもなにもない。パウチされたA4サイズの貼紙に天井で...

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霊道 - お相手いらぬお客様

なにかおかしな夢を見た。分かりやすい怖い夢でなかったことは覚えている。が、どうも起きてからもやもやとしてどこか気分が悪いのを引きずる感じだった。顔だけ洗って乱暴にカギ束を掴み家を出る。時刻は早朝4時ごろだった。僕がいなければそこには誰も、なにもいない家だ。気兼ねする必要はない。そこまで腹は空いていなかったが、どことなく牛丼屋で食事し、そのまま漫画喫茶へと足を運んで時間を潰す。朝7時ごろ、そのまま早...

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